lyrics
(Kaigen)
感受性が去勢され、蓋をした瞼の裏側でのうのうとご馳走にありついている間に帰巣本能を落っことした伝書鳩 一路帰路に着くはずがまたも岐路に着いた どちらに何キロ走っても、懲りもせず元の曲がり角の畔に出戻り、のらりくらり「これで何週目だろ?」 朦朧と霞む無気力な足取りはナビゲーションの指示通りに一通りの憤りを素通りし、檻の中で最適なルートを検索しては途方にくれる いい加減気づけ お前さんの現在の位置は地図上の現在地なんかではなく、紛れも無くこの地上の戦場なんだ
(Meiso)
迷い走る夜中の街を 戸惑い振り切るつもりがキク
言い慣れたセリフ映すショウウィンドウ ぼやけた顔が語る口実を
どぶ川を流れてく笹舟 テキストにうずくまる学生
空に手放された風船 無線の途絶えたままの宇宙船
(Kaigen & Meiso)
天かける駆け出しの掛け値なしの旗印 裸足の青写真は
躊躇を置き去りに無我夢中で五里霧中をくぐり抜ける途中
(Meiso)
これでいいんだ
(Kaigen)
と言い聞かせるつもりが「それでいいのか?」と問いかけていた 多くを求めすぎて揺らぎに付け入る隙を与え、思わせぶりな追い風が仇となり、本命を引き離しにかかる手堅い対抗馬 狙いが外れた いや土台がぐらついているだけか 向き合うことを恐れ、逃げ回るからいい歳こいて余計に迷子になる始末 騙し騙し決断という石橋を引き伸ばしたところで後々自力で渡るのが落ち 長丁場な分、骨折り損のくたびれもうけ わかっちゃいるけど腰掛だったはずの滑り止めにべったりで、踏ん切りはいつだって仕切りなおし 世直しを唱える胸の内を黙らせ、強きを助け、弱きを挫く張りぼての成功に無抵抗で迎合するか、真っ向から逆行する格好で、袂を分かつか 損得勘定を感情から排除したとき いぶせき迷いは自ずと淘汰され、待ちわびた選ばれし見晴らしが夢枕に立つ
(Meiso)
迷い走る夜中の街を 戸惑い振り切るつもりが着る
着慣れたジャケット ふとみる 周りを ベンチに老人と年老いた犬
犬は吠えたが声はかれていた その表情にこう書かれていた
滑らかにそれを音読した風がいつもの街を吹き去っていった
聖書にうずくまる修行僧 現状を忘れ酒をあおる男
たたんだ羽で温まる小鳥 懸命に走るランナーのように
迷い走るが手も足も出ず 右足右に左手は左に
落雷受けて樹が真っ二つ 空に出口探した結末
エチケットも言い分も持たない若者 刃物振り回すだけのケダモノ
チケットも地図も持たない旅行者 家族の為の名もないお父さん
風に吹かれたビニール袋 雨にうたれ身元不名の骸
富士の樹海を回る方位磁石 人一周しまた幼児になる
迷い走るが手も足も出ず 右足右に左手は左に
落雷受けて樹が真っ二つ 空に出口探した結末
動機、 任務遂行の邪魔者 迷いの元だった 俺の中の
あいつは死んだ 俺が殺した 狂気で開いた決心の扉
(Kaigen)
天かける駆け出しの掛け値なしの旗印 裸足の青写真は
躊躇を置き去りに無我夢中で五里霧中をくぐり抜ける途中
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